生成AIの社内導入で、社内問い合わせの回答前チェックを作る限定試行
情報システムや業務チームに同じ種類の質問が集まるとき、回答文を自動送信する前提で始める必要はありません。利用を許可したFAQと対象の問い合わせから回答候補と確認待ちを分け、担当者が回答と引き継ぎを決める小さな試行に絞ります。
まず整理する項目
| 対象業務 | 社内から届く一つの質問種別だけを、回答前の確認待ち一覧にする。例としてシステム利用手順の質問に限定する |
|---|---|
| 入力範囲 | 利用を許可したFAQ・手順書と、対象の社内問い合わせだけを使う。個人情報、認証情報、顧客情報は含めない |
| AIが準備すること | 質問の要点、参照した記載、回答候補、不足している情報、確認が必要な点を一件ずつ並べる |
| 人が判断すること | 担当者が参照元の適切さ、回答内容、送信の要否、担当外への引き継ぎを決める |
| 限定試行 | 同じ質問種別を10件まで扱い、回答候補は下書きに留める。外部への送信や手順書の更新は行わない |
| 人に戻す条件 | 参照元が不明・古い、質問に扱えない情報が含まれる、権限や利用方針の判断が必要な場合は回答を確定しない |
| 試行後の確認 | 一覧の分類漏れ、参照元の誤り、担当者が確認に要した手間を記録し、継続・修正・停止を人が決める |
進め方
一度に広げず、対象業務を一つに絞ります。入力、出力、例外、人が最終判断する条件を確認し、限定した試行から記録を残します。結果は期待ではなく、実際に起きた手戻りと確認工数を見て扱います。
相談時に確認すること
相談時には、質問種別、参照してよいFAQ・手順書、回答を確認する担当者、試行中に送信や更新を行わない条件を整理します。